高校1年になると、中学と違う環境になってしまい、家からも遠くになってしまって練習がうまくできないということがありました。また、「全国大会優勝」という目標を中学生でクリアしてしまい、どういう目標を立てればいいかという点で考えてしまいました。そのうち、中学生で優勝したのに周りの同じ学年の人にも抜かれてしまうような状態になってしまいました。今思うと目標を見失ってしまった感じでした。
幸い、インターハイや国体・高校選抜など中学生の時よりも全国大会がいろいろと増えてきたので、それらの大会を直近の目標にしていきました。高校の時の練習は中学よりも比較的自由になったので、自分で考えてやる形でした。そして高校2年の時に選考会で良い結果を出すことができ、イタリアでの世界ジュニア選手権に出場しました。周りでは「まだ早いんじゃないか」という人もいましたが、自分としては早い段階で「世界」を見ることができたのは大きな経験になりました。
12月の国内の選考会を優勝して、高校生では一番のつもりで行ったのですが、「19歳以下」という規定なので、日本では大学1年生までが入っていました。結果からいうと、日本の選考会で優勝した一番得意な種目で、29位でした。そこでは僕と同い年の18歳のロシア人選手が3位に入っていたりして「同年代なのに、こんなに差があるのか」ということを感じました。やっぱり世界に行くと強い選手がいっぱいいるな、と。特にロシア、ドイツや北欧の3か国の強さを実感しました。
そうですね。シーズンの期間や大会の回数、競技コースなども違います。それだけではなく、たとえば北欧では生活とスキーが密着しています。びっくりしたのは、道路があって、歩道があって、その横にスキーのコースが当然のように備わっているところです。冬はスキーで移動する方が早いので、普通のおじさんとかもスキーを履いて買い物に行ったりしています。毎日クロスカントリーをしている状況というわけです。素晴らしかったですね。






